こんばんは、サラリーマン投資家の札幌パパです。
今回は、オンコセラピー・サイエンス(4564)の取引について振り返ります。この取引は、低位株へのチャレンジでした。出来高から、まだ大口が売り抜ける「売りのクライマックス」には達していないと判断し、リスクヘッジのシミュレーションを行いながら参戦しました。
利益は出ましたが、悔しい反省点が残る取引でした。次回に活かせるようにしっかりと記録しておきます。
概要
- 銘柄名: オンコセラピー・サイエンス(4564)
- 取引期間: 2024/5/27〜2024/6/13
- 損益: +78,386円 (+15.0%)
取引詳細
買い
- 5/27 2,000株 32円
- 5/28 4,000株 27円 平均取得単価28.7円
- 5/30 4,000株 27円 平均取得単価28円
- 5/30 10,000株 24円 平均取得単価26円
売り
- 6/13 20,000株 30円
分析ポイント(心理的な流れ)
シミュレーションを行って参戦しましたが、保有期間中の価格と出来高の推移に心理的な影響を大きく受けました。
きっかけ
以前から低位株としての認知はありましたが、5/24の大商いをきっかけにこの銘柄に注目しました。
この手の低位株の動きは、短期的な利益として非常に魅力的ではありますが、ハンマーをベースとした今の投資手法とそぐわないことが多いので、いつもは「取れた人は羨ましいなな〜」という感想で終わっていました。
参戦可否の損益シミュレーション
今回は、出来高の上昇に伴う具体的な材料が示されていない状況から、もう一段の上げを期待してシミュレーションを行いました
短期的に40円あたりを売りのクライマックスとし、下値は19円で設定しました。購入額は最大で50万までで、取れる最大利益と最大損益を考え、購入3でいける想定でミドルリスクミドルリターンとして十分に勝算があると判断しました。
参戦
想定よりも早く予定購入数に到達
シミュレーション通りに5月27日に成行買いで参戦。出来高は想定よりも上がらなかったことが「おや?」となるも、シミュレーション通りに購入2〜4の指値注文を設定しました。
想定よりも早い含み損に
しかし、想定の底値24円を下回る勢いで、あれよ、あれよと指値注文が実行され、いきなりの含み損となってしまいました。が、この期間の出来高が少ないため、むしろ買い集め、いわゆるアキュミュレーションだと判断し、気持ちを落ち着かせました。
感情的揺さぶり
最も揺さぶられたのは、この6/6のチャート。いわゆる、首吊り線の出現です。出来高も5/23からの売買からすれば、少ない方ですが、前日を上回るもので、もしやこのまま終わるのか?という不安がよぎりました。
そして、6/12は陽線をつけたものの、6/6の首吊り線の出来高よりも少ないことが一層、不安にさせました。もしかしすると、すでに大口は売り抜けてしまったのではないか?
間違ったときに間違ったことをする
とすると、このままではずるずる下がって含み損を膨らませてしまう可能性が高い。であれば、一瞬でも上がるタイミングを逃さずに売り抜けるしかない。この際、利益は多少落としても損失を抑えられれば、、、ということで、全20,000株を30円で指値注文を行いました。
頭と尻尾はくれてやれか、機会損失か
すると、なんと翌日に保有株から消えていてビックリしました(笑)なんと約定してるじゃないですか。しかもその日の終値は32円。うーん、リスクヘッジをしながら、臨んだはずなのに、揺さぶられて結局、機会損失を出すということになりました。
とりあえず、+78,386円 (+15.0%)の利益確定ができたことは良しとしつつ、当初のシミュレーションから状況に応じて、ぶれてしまうことが明確な課題として残りました。
ふりかえり
機関投資家の動きに振り回され、感情的な取引となったことが反省点です。
インサイダー(※機関投資家のこと)の目的は2つだけだ。まず、私たちを怖がらせること、そして次に私たちを貪欲にすること。私たちが常に間違ったときに間違ったことをするように感情的な反応を繰り返すことが彼らの目的なのだ。
引用:著書「出来高・価格分析の完全ガイド」 著者アナ・クーリング
まさにこの通りだなと…。
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次回に向けて
振り返ると今回の取引では、5/23の段階で気づくことができていれば、ある程度安全かつ大きな利益を得ることができていたはずです。
これは、今となっては「たられば」にしかならないですが、
- このような銘柄を適切なタイミングで発見する努力
- 当初考えた方針は、明確な崩れがない限りは実行すること
- 特に機関投資家の感情的な揺さぶりをされる側に立つのではなく、する側の心理を把握すること
これらをしっかりとやっていかなくてはいけません。
まとめ
すでに利益確定はしたものの、当初のシミュレーション通りに進めることができなかった点が反省点です。
また直近の出来高を見るとまだアキュミュレーションの可能性は捨てきれないのでは?という思いもよぎりました。今が、売りのクライマックスなのか、それとも36円のブレイクアウトの前の買い集めなのか、価格と出来高をこれからも注視して、相場感を鍛えていきます。
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